【6月1日 Xinhua News】切符の購入や、携帯電話のスキャンなしに、直接「顔認証」ゲートを通るだけで、スムーズに地下鉄に乗車できる――中国貴州省(Guizhou)貴陽市(Guiyang)で開催された中国国際ビッグデータ産業博覧会の期間中、軌道交通(地下鉄)で「無感決済(何の操作もなしに支払いをすますことができるサービス)」体験が行われ、間もなく実際に導入されるという。

 体験活動が行われた地下鉄の駅では、体験者が「顔認証乗車体験券」を受け取り、指定の自動サービス機で顔の識別、体験番号の入力、身分証の確認などの手順を経て登録を完了させ、サービスを受けた。

 体験に参加した乗客は、ほぼ秒速でゲートの端末で識別され、操作なしに支払いを済ますことができた。

 貴陽市「顔認証」プロジェクト責任者 江川(Jiang Chuan)氏

 「とてもスムーズで、何の操作もせずに改札を通りました。必要なのは顔認証だけで、ゲートを通ってすぐ乗車できます」

 貴陽市は今後、公共交通分野をはじめとして、顔認証による消費生活を徐々に拡大していくという。(c)Xinhua News/AFPBB News