■ウガンダでも抗議活動

  こうした若者たちに脅威を抱く人もいる。事実、トゥンベリさんは、温暖化に懐疑的な極右の人々から激しい批判にさらされている。英ロンドンのシンクタンク「戦略対話研究所(ISD)」によれば、フランスとドイツの一部活動家らは、トゥンベリさんがアスペルガー症候群と診断されていることを攻撃材料として利用し、彼女が「環境ファシスト」に操られているとの非難を展開しているという。

 それにもかかわらず、トゥンベリさんの学生運動は世界中に広がっている。

 ウガンダでは、ナムゲルワさんが首都カンパラにあふれるプラスチック袋の使用を禁じる運動の先頭に立ち、ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領への署名運動を開始した。授業をボイコットして抗議活動を展開している。(c)AFP/Gael BRANCHEREAU