【5月28日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)新大統領(41)は27日、同国東部を訪れ、ロシアが支援する分離派勢力との戦いの前線を視察した。ゼレンスキー氏はコメディー俳優から大統領に転身。就任後1週間で初めて東部前線を視察した。

 ウクライナ大統領府は、ゼレンスキー氏が「スタニツァ・ルガンスカ(Stanytsya Luganska)とシュチャスチャ(Shchastya)のウクライナ軍拠点を視察した」と発表し、東部の分離派が2014年に樹立を宣言した「ルガンスク(Lugansk)人民共和国」内の地名に言及した。

 また大統領府は「最も近い場所では、反政府勢力まで400メートルしか離れていなかった」とし、兵士らの居住環境を体感したゼレンスキー氏が「改善の必要性を指摘した」と伝えた。(c)AFP