【5月28日 AFP】女子テニスのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は27日、左腕のけがにより全仏オープンテニス(French Open 2019)を棄権すると発表した。グラス(芝)コートシーズンには間に合う見込みだという。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で2度の優勝経験を持つクビトバは、ツイッター(Twitter)で「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の棄権を報告することになりとてもがっかりしている」とコメントし、「2、3週間」の離脱になると明かした。

 左利きのクビトバは「(痛めているのが)左の前腕だから、もちろんテニスはできない」「右でならプレーできるかもしれない。2、3週間の離脱になる。芝でのプレーに向けてコンディションを整えるため、あらゆることをするつもり」と記している。

「この数週間、左前腕に痛みがあり、昨夜受けたMRI検査の結果、グレード2の断裂が確認された。残念だが、もしきょうプレーをすれば悪化する可能性がある」

 また、自宅に押し入った強盗に刃物で襲われて重傷を負った後、2017年の全仏で復帰を果たしていた29歳のクビトバは、「私は2年前のこの大会で復帰を果たしたから、今年プレーできなくなったのは本当に残念」と付け加えている。

 大会第6シードだったクビトバの代わりにラッキールーザーとして18歳のカヤ・ユヴァン(Kaja Juvan、スロベニア)が1回戦に出場し、コート・スザンヌ・ランラン(Court Suzanne Lenglen)でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)と対戦。試合は5-7、6-4、7-5でシルステアが勝利した。(c)AFP