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【5月30日 CNS】中国・チベット自治区(Tibet Autonomous Region)阿里地区(Ali)改則県(ゲルツェ、Gaize)古姆郷(Gumu)近くに、チベットカモシカの大群が現れた。

 群れの規模は約3000頭。オスとメスの2集団に分かれている。

 現地政府によると、これほどの大規模な移動現象は近年まれで、非常に壮観だという。チベットの生態環境の改善に伴い、野生動物の数は年々増加し、活動範囲もますます拡大している。

 チベットカモシカは国家一級保護動物で、海抜3700~5500メートルの高山地帯の草原や草地、砂漠地帯に生息しエサを求めて朝に晩に走りまわる。羌塘草原(Changtang)を中心とする青蔵高原に分布し、毎年夏になると固定ルートから北上していく。(c)CNS/JCM/AFPBB News