【5月27日 AFP】今月23~26日に投票が行われた欧州議会(European Parliament 定数751)選挙で、欧州議会は26日、各会派の議席の見通しを発表した。

 中道右派の欧州人民党(European People's PartyEPP)は、引き続き最大会派になるとみられるが、改選前の216議席より大幅に少ない180議席にとどまる見通し。

 EPPのライバルで中道左派の欧州社会・進歩連盟(Socialists and DemocratsS&D)も改選前の185議席には届かず、152議席となるとみられる。EPPとS&Dを合わせても過半数に届かない情勢となった。

 一方で多くのポピュリスト政党、EU懐疑派の政党および右派政党はこれまでに合わせて150 議席以上を獲得した。

 欧州全体の推定投票率は、過去20年間で最高の51%だった。

 EPP代表で、同会派の欧州委員会(European Commission)委員長候補、マンフレート・ウェーバー(Manfred Weber)氏は記者団に対し、「今日の結果は真に力強い勝利とは感じていない」と述べた。(c)AFP/Dave CLARK