【5月27日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、4年ぶりの出場となった大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が6-2、6-4、6-4でロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)に勝利し、2回戦へ駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、準々決勝に進出した2015年を最後にローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)から遠ざかっていたが、この日は改築されたコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)でしばらく離れていたことを全く感じさせず、満員の観客の前で1時間41分で白星を手にした。

 フェデラーにとっては、これが出場したグランドスラムで60大会連続の初戦突破となった。

 フェデラーは「序盤は緊張した。鼓動がものすごかった」と振り返った上で、「コートの雰囲気も最高だった。とても魅力的な見た目だしね。関わったすべての人におめでとうと言いたい」と改修が9割方完了したコート・フィリップ・シャトリエを絶賛した。「また次の試合もここでプレーできたらうれしい」

 次戦の相手は、チュニジアのマレク・ジャジリ(Malek Jaziri)を6-3、6-1、4-6、6-0で退け、ここ8年でツアーわずか2勝目を挙げたラッキールーザーのオスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)。現在世界ランキング145位のオッテは「もしロジャーが自分の名前を知っていたら驚く」と話している。(c)AFP/Dave JAMES