【5月26日 AFP】18-19NBAは25日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第6戦が行われ、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)が100-94でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に勝利し、シリーズ戦績4勝2敗でチーム史上初のファイナル進出を決めた。

 ラプターズの本拠地スコシアバンク・アリーナ(Scotiabank Arena)に戻って行われた第6戦は、第5戦の展開をなぞるかのようにバックスが力強いスタートを切ったものの、ラプターズが第4クオーターに逆転。その中で勝負を決める重要なプレーの数々をものにし、トップシードのバックスを破った。シリーズ連敗から一気に4連勝を飾ってのカンファレンス優勝だった。

 創設24年目で初のファイナル進出を決めたラプターズは、2連覇中の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)とファイナルで対戦する。シリーズは30日、バックスのホームで開幕する。

 フィールドゴール22本中9本成功で27得点を稼いだだけでなく、キャリア最多の17リバウンドをつかみ、7アシストも決めたカウィ・レナード(Kawhi Leonard)は「とにかく1ポゼッションずつものにしていっただけ」「みんなで最後まで戦い続けた。判定には恵まれなかったが、必死に頑張り抜いた」とコメントした。

 レナードはバックスのヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)とのエース対決にも勝利し、第4クオーター残り6分には「ギリシャの怪物」の上からダンクをたたき込むと、残り3分には得意のコーナーから3ポイントシュートを沈め、チームは95-90とリードを広げることに成功した。

 第3クオーター途中には一時15点差をつけられたラプターズだったが、その後レナードの脇を固める面々が活躍し、最終クオーターの逆転を呼び込んだ。最終的にパスカル・シアカム(Pascal Siakam)が18得点、カイル・ローリー(Kyle Lowry)が17得点を決め、フレッド・バンブリート(Fred VanVleet)はベンチスタートから14得点を重ねた。

 レナードは「自分たちは躍動している。この瞬間を楽しんでいる」「仲間が僕の背中を支えてくれる。自分は第4クオーターはベンチスタートだったが、みんなが逆転してくれた。これはチームの勝利だ」とコメントした。

 一方、今季レギュラーシーズン最高成績を残していたバックスは、アデトクンポが21得点11リバウンドのダブルダブルを記録したものの、カンファレンス決勝で姿を消すことになった。(c)AFP