【5月26日 AFP】サッカーポルトガル杯(Portuguese Cup 2018-19)は25日、決勝が行われ、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)は2-2で迎えたPK戦で5-4とFCポルト(FC Porto)を下し、通算17度目の優勝を飾った。

 ポルトは延長終了間際に同点ゴールを決めてスリリングな決勝を演出したが、リーグ3位に終わったスポルティングは、1月に行われたリーグ杯(Portuguese League Cup 2018-19)に続いて、またもPK戦でポルトを退けて国内2冠を達成した。

 一方のポルトは、リーグ戦で優勝したベンフィカ(Benfica)に勝ち点2差の2位に終わっており、さらなる失意に見舞われた。

 ポルトは序盤から優勢で、41分にフランシスコ・ソアレス(Francisco Soares)のヘディングシュートで先制。ソアレスは、心臓発作に襲われてそのキャリアが脅かされている、守護神イケル・カシージャス(Iker Casillas)のユニホームを掲げて得点を祝った。

 それでもスポルティングはハーフタイム直前、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)のシュートがポルトのダニーロ・ペレイラ(Danilo Pereira)に当たってゴールに入り、同点に追い付いた。

 後半、ポルトのシュートが2度枠に阻まれると試合は延長戦に突入。スポルティングはその前半にバス・ドスト(Bas Dost)が勝ち越し点を挙げて優勝を決めたかに思われたが、ポルトはフェリペ(Felipe Augusto de Almeida Monteiro)が最後の最後で同点ゴールを決めて、サポーターを熱狂させた。

 それでもポルトはその勢いに乗じることができず、最後のハードルでつまずいた。(c)AFP