【6月5日 CNS】中国江西省(Jiangxi)新余市(Xinyu)渝水区界水郷の北山山道では、キャラバン隊が砂や石を馬に積み、行き来している。

 キャラバンとは、民間で荷物や人を馬やラバに乗せる人、およびその一団の呼び名で、過去、中国西南地域の茶馬古道(茶とチベットの馬を交換した交易路)では主要の運送手段だった。

 広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)隆林県(Longlin)からやってきたこのキャラバン隊は今回、現地の4.2キロ区間の遊歩道建設の資材運搬を引き受けた。

 隊のリーダーを務める王連品(Wang Lianpin)さんは、13人の隊員と20頭以上の馬をまとめる責任者で、王さんのキャラバン隊は年中、中国各省・区の観光地遊歩道や電力施設の建設作業など、山間部の工事現場で仕事に追われながら、今年で10年目を迎える。(c)CNS/JCM/AFPBB News