【5月24日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は23日、右足のふくらはぎを負傷しているケビン・デュラント(Kevin Durant)がNBAファイナルの開幕に間に合わないとしながらも、シリーズ途中での復帰に期待を抱いていると明かした。

 ウォリアーズは、直近のプレーオフ5試合を欠場していたデュラントのけがの経過について、30日に行われるファイナルの初戦は欠場になる見通しであるものの、リハビリは「順調に進んでいる」として、「現時点では、彼が2019年のNBAファイナル開幕戦でプレーすることはないだろう。しかし、シリーズ途中での復帰については期待できる」と明かした。

 2017年と18年にチームの連覇に貢献し、2季連続でファイナルMVPに選出されたデュラントをけがで欠きながらも、ウォリアーズはヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)とのウエスタンカンファレンス準決勝に勝利。20日にはポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)との同決勝をスイープするなど、圧倒的な強さを見せつけている。

 ウォリアーズはまた、大腿(だいたい)四頭筋の断裂で先月15日から戦線を離脱していたデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)のけがについても、経過は良好であるという評価を下した。

 ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)とのプレーオフ1回戦で負傷し、一時はシーズン絶望と思われていた28歳はこの日、脚を痛めてから初めてチーム練習に合流。リハビリは順調に進んでおり、NBAファイナル期間中に復帰する見通しであるという。

 ウォリアーズがファイナルで激突するのは、現在イースタンカンファレンス決勝でしのぎを削っているミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)とトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)の勝者となる。

 イーストの頂上シリーズが27日の第7戦までもつれた場合、同カンファレンスの優勝チームはたった1日の準備でウォリアーズとのファイナル初戦に臨むことになる。(c)AFP