【5月24日 AFP】18-19NBAは23日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第5戦が行われ、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)が105-99でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)を下し、シリーズ戦績3勝2敗でチーム史上初のファイナル進出に王手をかけた。

 シリーズの行方を左右する重要な一戦で、ラプターズは試合開始からスローペースで前半を46-49の劣勢で折り返したものの、第4クオーターにはカンファレンスのトップシードから主導権を握り、この日35得点を記録したカウィ・レナード(Kawhi Leonard)が同クオーターだけで15得点を挙げるなどして勝利を収めた。

 2度のオーバータームの末にチームが勝利した19日の第3戦で52分間プレーした後、第4戦で左足を痛めていたレナードは、「早めに嵐を乗り越えることができたし、今夜の勝利はすごくうれしい」とコメント。この日は40分間出場して5本の3ポイントシュートに成功したほか、7リバウンド9アシストをマークし、プレーオフでは自身11度目の30得点以上を記録した。

 ラプターズでは他に、ベンチスタートのフレッド・バンブリート(Fred VanVleet)が7本の3ポイントシュートを沈めて21得点、パスカル・シアカム(Pascal Siakam)が14得点13リバウンド、カイル・ローリー(Kyle Lowry)が17得点の活躍を見せた。

 今シリーズでは両チームを通じて初めて敵地で勝利を上げたラプターズのニック・ナース(Nick Nurse)ヘッドコーチ(HC)は、「今夜はとてつもなく厳しい試合だった」と振り返った。

 ラプターズはホームで行われる25日の第6戦に勝てば、昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が待ち受けるNBAファイナルに駒を進めることになる。

 一方、バックスは今季初の3連敗を喫し、ポストシーズン敗退の瀬戸際まで追い込まれた。

 大黒柱のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が24得点、エリック・ブレッドソー(Eric Bledsoe)が20得点、マルコム・ブログドン(Malcolm Brogdon)が18得点11リバウンドを記録したバックスは、第1クオーターは一時14点のリードを奪い、第3クオーターも最大で12点差をつけたものの、第4クオーター突入時には3点差まで詰め寄られていた。(c)AFP