【5月22日 時事通信社】オランダのハルバース移民担当閣外相が21日、議会に提出した報告書で難民申請者の犯罪の実態を隠そうとしたと非難され、辞任した。23日に欧州議会選の投票を控えるルッテ政権にとって痛手となる。

 報告書では、万引きなど軽犯罪は細かく分類して説明する一方、殺人や性犯罪など重罪については「その他」でまとめていた。地元紙の報道をきっかけに議会で批判を受け、ハルバース氏は21日、「意図的ではなかった」と反論。しかし、適切ではないと認め「全責任」を取ると述べた。

 ルッテ首相は「才能ある献身的な自由主義者を失うのは非常に残念」とツイッターに書き込んだ。オランダでは3月の地方選で反移民政党が躍進し、政権は危機感を強めている。(c)時事通信社