【5月22日 時事通信社】欧州連合(EU)加盟国による5年に1度の欧州議会選の投票が23日、英国とオランダを皮切りに始まる。英国ではEU離脱をめぐる混乱を背景に、メイ首相率いる与党・保守党が低迷。代わりに、速やかな離脱を訴える発足間もない新党「ブレグジット(英EU離脱)党」が有権者の不満の受け皿となり、勝利を手中に収める勢いだ。

 投票はEU各国で26日まで行われ、早ければ同日深夜にも大勢が判明する見通し。

 選挙戦でEU離脱党は、メイ首相が準備不足を理由に3月末の離脱を10月末に延期したことを批判。政府の離脱案を破棄してEUから脱退する「合意なき離脱」こそが「国民の意思を実現できる唯一の道だ」(ファラージ党首)と主張し、急速に支持を伸ばした。

 各種世論調査によると、EU離脱党は30%台の支持率で首位を独走し、最大野党・労働党と、EU残留を唱える自民党が20%前後で2位争いを演じる。一方、保守党は緑の党と並ぶ10%程度にとどまり、5月上旬の地方選に続いて大敗を喫する公算が大きい。(c)時事通信社