【5月22日 時事通信社】メキシコのロペスオブラドール大統領は21日、メキシコ市で記者会見し、治安当局が麻薬カルテルや腐敗政治家から押収したスーパーカーなど高級車を26日にオークションに掛けることを明らかにした。大統領は「売り上げはすべて南部オアハカ州の貧困地区に届けられる」と強調した。

 競りに掛けられるのはポルシェやBMW、ベンツなど高級車を含む82台で、防弾車も多い。軍用車もある。目玉は、日本では2000万円を下らないスーパーカーの2007年式ランボルギーニ・ムルシエラゴで、入札スタート価格は147万2000ペソ(約855万円)。総額で最低でも約2800万ペソ(約1億6000万円)の売り上げを見込んでいる。

 ロペスオブラドール氏は、眠っていた押収資産を迅速に処分するため「盗品を国民に返還する機関」を設置。今後、不動産や宝石類を競売し、同機関を通じて貧困層や若い麻薬中毒者の支援・更生に充てる。(c)時事通信社