【5月22日 時事通信社】メイ英首相は21日、政府の欧州連合(EU)離脱案が6月上旬に行われる4度目の採決で支持されれば、批准前に離脱に関する国民投票を再び実施するかどうか、議会に判断の機会を提供すると表明した。再投票を望む野党議員の支持取り付けが狙いだが、議会からは反発の声が上がっており、提案が奏功するかは不透明だ。

 政府はこの日の閣議で、議会に提出する「EU離脱協定法案」の内容を決定。再投票に関する条項を盛り込むこととしたほか、離脱後も労働者の権利を保護したり、環境規制を維持したりする野党・労働党への譲歩策をまとめた。

 首相は記者会見で、3度否決された離脱案が部分修正により「新たな離脱案」に生まれ変わったと主張。「最後のチャンス」で可決を目指すと訴えた。再投票の実施には反対だと自説を繰り返した。(c)時事通信社