【5月22日 AFP】18-19NBAは21日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第4戦が行われ、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)が120-102でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に勝利し、シリーズの戦績を2勝2敗のタイにした。

 スター選手のカウィ・レナード(Kawhi Leonard)が負傷を抱える中、チームが一丸となって戦ったラプターズは、カイル・ローリー(Kyle Lowry)が25得点を挙げたほか、ベンチスタートの選手の得点数でバックスの23得点に対して48得点と大きく上回り、オーバータイムに及んだ第3戦に続きホームで連勝を飾った。

 今シリーズの勝者は、ウエスタンカンファレンス決勝でポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)を下し、5シーズン連続のNBAファイナル出場を決めた王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)と対戦する。

 第3戦の後、けがに関する不安を一蹴していたレナードだが、この日の第3クオーターでヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)を抑えてダンクシュートを決めた際には明らかに顔を曇らせるなど、足を引きずる場面も何度かあった。このプレーでは、マルク・ガソル(Marc Gasol)のパスを受けたレナードがドライブを仕掛けると、アデトクンポが遅れてブロックを試みた。勢いよく着地したレナードは左脚を押さえたが、その後もプレーを続行した。

 ローリーは「きょうのカウィが100パーセントの状態ではなく、本調子でないことは分かっていた」と話し、それによってラプターズの選手は「全員がプレーのレベルを上げ、ゲームプランに集中し続けなければならない」と考えていたという。

 第5戦から舞台がミルウォーキーに移る前に本拠地で2勝を挙げ、一息ついたラプターズだが、ローリーはただホームで勝っただけだと語った。

「相手はホームゲームの時のようなプレーを見せ、自分たちは本拠地で最低限のパフォーマンスを披露した」と振り返ったローリーは「依然として厳しい状況だ」「これから敵地に乗り込む。相手も準備はできているだろう」と続けた。(c)AFP