【5月21日 AFP】2012年に48歳の若さで急死した米歌手ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さんのホログラムをフィーチャーしたツアーと、ヒューストンさんの未発表曲を集めたニューアルバムが計画されていることが分かった。

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 米ニューヨークの音楽・エンターテインメント会社、プライマリー・ウエーブ・ミュージック・パブリッシング(Primary Wave Music Publishing)は20日、ヒューストンさんの遺産管理団体と契約を結び、音楽や映画の著作権料などを含む団体の資産の50%を取得したと発表し、ヒューストンさんの義理の姉で遺産管理人のパット・ヒューストン(Pat Houston)さんもこれを認めた。

 パットさんが米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に語ったところによると、契約の最優先事項はホログラムをフィーチャーしたコンサートで、米ブロードウェー(Broadway)でのミュージカル化も検討されているという。

 生前、薬物との闘いが公に知られていたヒューストンさんについて、パットさんはニューヨーク・タイムズに「亡くなる前には音楽とは関係のないネガティブな話題があまりに多く付きまとっていた」「彼女がどれほど偉大だったかみんな忘れてしまっていた。誰もがなぜ最初に彼女に恋したのかを忘れてしまい、彼女の人生に関する私的な事柄にばかり注目していた」と語った。(c)AFP