【5月21日 AFP】4月17日に実施されたインドネシア大統領選の結果について、同国の選挙管理委員会は21日、現職のジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領が再選したと発表した。

 得票率はジョコ氏が55.5%、野党候補のプラボウォ・スビアント(Prabowo Subianto)元陸軍戦略予備軍司令官が44.5%だった。

 選挙結果の公式発表は当初22日に行われる予定だったが、最終集計結果に対する暴動や街頭デモの動きが懸念される中、急きょ前倒しされた。

 これまでの非公式集計でもジョコ氏の優勢が伝えられていたが、対抗馬のプラボウォ氏は広く不正投票があったと主張。ジョコ氏が勝利した場合、街頭デモに打って出ると警告し、異議を唱える姿勢を鮮明にしていた。

 首都ジャカルタには約3万2000人の治安部隊が配備され、市中心部の選管事務所前は有刺鉄線でバリケードが築かれている。(c)AFP