【5月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は20日、国内3冠の達成を祝うパレードをマンチェスター市内で行い、沿道には約10万人のファンが詰めかけた。

 2月にフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)を制し、前週にはプレミアリーグの連覇を果たしたシティは、18日に行われたFAカップ(FA Cup 2018-19)決勝でワトフォード(Watford FC)を6-0で下し、イングランドでは初となる国内3冠を達成した。

 シティがマンチェスターの街で大々的に祝賀パレードを行うのはここ7年で4回目。シティは、FAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2018)でも勝利して今季四つのタイトルを獲得したことと、手に負えないという意の単語「formidable」をかけて「The Fourmidables」と記したバナーを掲げた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、来季についてはまだ考えていないものの、退団するヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)の不在をチームは寂しく思うだろうと認めた。

 特設ステージに上がり、来季のことを考えているか問われたグアルディオラ監督は「ゼロだ」と答えた。「今はおいしいディナーやワインを楽しむとき。来季のことは1か月後に考える。今はとにかくエンジョイしたい」と話した。

「ヴィンセントのことがとても恋しくなると思う。将来、彼は何らかの形で戻ってくるさ。信じられないような幕切れだった。彼はすぐにまた姿を見せ、私たちがどれほど愛しているか目にすることになるよ」

 シティのキャプテンを務めるコンパニーは、プレミアリーグ第37節のレスター・シティ(Leicester City)戦で見事な決勝ゴールを決めた際に、チームを離れるのにふさわしいタイミングであると悟ったと述べた。結局、コンパニーの得点で勝利を収めたシティはリーグ連覇に王手をかけた。

 コンパニーは「ボールが相手ゴールの隅に吸い込まれたとき、シティでの役目は終わったと思った。これ以上のことはできない。納得した」と話した。

 コンパニーはまた、シティは今後さらに偉大な成功を収めることができると考えていると述べ、「このチームは、もっと多くのことを成し遂げる準備ができている」「このクラブに尽くしてきた。与えられるものはもうない。言葉では表せないほど誇りに思っている。すべてをささげた」と付け加えた。(c)AFP