【5月20日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2019)は19日、第9ステージの個人タイムトライアル(リッチョーネからサンマリノ、34.8キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が優勝を飾り、総合争いをするライバルに打撃を与えている。

 ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts、ベルギー)が、技術的なトラブルに見舞われながらも11秒差の2位、トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のバウケ・モレッマ(Bauke Mollema、オランダ)が3位に続いた。

 開幕ステージのタイムトライアルも制しているログリッチは、土砂降りの中で行われたレースで圧巻の走りを見せ、バーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)に1分5秒差、さらにミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)に3分11秒の大差をつけた。

 この結果、元スキージャンプ選手のログリッチは、ピンクジャージーを維持したUTE(UAE TEAM EMIRATES)のヴァレリオ・コンティ(Valerio Conti、イタリア)に次ぐ総合2位に浮上している。(c)AFP