【5月19日 AFP】エリザベス英女王(Queen Elizabeth II)のいとこの長女、レディー・ガブリエラ・ウィンザー(Lady Gabriella Windsor、38)と投資家のトーマス・キングストン(Thomas Kingston)氏が18日、ロンドン西郊ウィンザー城(Windsor Castle)の聖ジョージ礼拝堂(St George's Chapel)で挙式した。英王室メンバーの結婚式は直近の1年間で3度目。

 レディー・ガブリエラの父親は、エリザベス女王のいとこにあたるケント公爵家のマイケル王子(Prince Michael of Kent)。結婚式には、エリザベス女王と共にフィリップ殿下(Prince Phillip、97)も参列。2017年に公務を引退して以来、公の場には久々の登場で、上機嫌な様子だった。

 昨年5月19日にメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と結婚したヘンリー王子(Prince Harry)も顔を見せたが、今月初めに第1子のアーチー(Archie)ちゃんを出産したばかりのメーガン妃とアーチーちゃんは欠席。ウィリアム王子(Prince William)も同日に行われるサッカー、イングランドFAカップ(FA Cup)決勝で、優勝トロフィーの授与役を務めるため欠席となった。

「エラ(Ella)」の愛称で呼ばれるレディー・ガブリエラは、1936年に逝去したジョージ5世(King George Ⅴ)のひ孫にあたり、王位継承権は52位。フリーランスのライターとして活躍するほか、ロンドンを拠点とするブランディング会社「ブランディング・ラテン・アメリカ(Branding Latin America)」のアート・旅行部門ディレクターを務めている。両親のマイケル王子夫妻とは異なり、英王室の公務は行っていない。キングストン氏とは昨年8月に婚約していた。

 聖ジョージ礼拝堂では昨年10月にも、エリザベス女王の孫、ユージニー王女(Princess Eugenie)が挙式している。(c)AFP