【5月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第2戦、第101回全米プロゴルフ選手権(2019 PGA Championship)は18日、ニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)のベスページステートパーク・ブラックコース(Bethpage State Park Black Course)で3日目が行われ、前回覇者のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が通算12アンダーを維持し、大会史上最多となる2位と7打差で最終日を迎えることになった。

 世界ランキング3位のケプカは、3日目のスコアをイーブンパーにまとめ、自身メジャー4勝目と大会連覇へ向けて絶好の位置につけた。ケプカは全米オープン選手権(US Open Championship)を連覇中で、今大会で優勝すれば、同時期にメジャー2大会を連覇した史上初めての選手になる。

 ケプカは「自信がある。感触は良いし、ワクワクしている」「7打差があるのは良いこと。とにかくグリーンの真ん中を狙って、最後までパーセーブを心がけたい」「自分のルーチンを守り、やるべきことをやるだけだ。7打差のリードや、優勝のことは考えない。1番ティーの第1打から、自分のすべきプレーに集中する」とコメントした。

 7打差の2位タイには、世界1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)とハロルド・バーナー3世(Harold Varner III)、ルーク・リスト(Luke List)の米国勢と、タイのジャズ・ジェーンワタナノンド(Jazz Janewattananond)が並び、これを英国選手としては100年ぶりの全米プロ制覇を目指すマット・ウォレス(Matt Wallace)、そして松山英樹(Hideki Matsuyama)が1打差の6位タイで追っている。

 全米プロでの最終日の逆転勝利は、1978年にジョン・マハフィー(John Mahaffey)が優勝した際の7打差が過去最大。リストは「みんな基本的に2位を目指していくことになるだろう」とコメントした。(c)AFP/Jim SLATER