【5月18日 AFP】インカ(Inca)帝国時代などに作られた陶器の人形や織物130点が、このほど米国とアルゼンチンからペルーに返還され、今月14日には首都リマにある外務省の建物内で披露された。

 返還されたのは、装飾が施された器やつぼ、刺しゅう入りの織物、木彫りの像や彩色された像など。

 先コロンブス期のモチェ(Moche)やチムー(Chimu)、ナスカ(Nasca)、チャンカイ(Chancay)、ワリ(Huari)、ランバイエケ(Lambayeque)、チンチャ(Chincha)、そしてインカの文化が栄えた時代にさかのぼることができる品の多くは、ペルーから違法に持ち出されたもので、当局は同国の文化遺産の一部であるとして返還を求めていた。(c)AFP