【5月19日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第34節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は5-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を下し、リーグ7連覇を達成した。

 バイエルンは退団が決まっているクラブの象徴、フランク・リベリ(Franck Ribery)とアリエン・ロッベン(Arjen Robben)の2人も交代出場から惜別のゴールを決め、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と勝ち点2差という近年にない接戦の優勝争いを制した。

 シーズン前半戦が終了した時点では首位ドルトムントに勝ち点9差をつけられていたバイエルンだったが、後半戦はわずか1敗でドルトムントを追い抜き、通算29回目のリーグ制覇を果たした。チームを率いるニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は「これ以上は望めない幕切れになった」とコメントした。

 バイエルンは開始わずか4分、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)のパスを受けたキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)の得点で先制し、絶好のスタートを切ると、後半開始直後にセバスティアン・ハラー(Sebastien Haller)にボールを押し込まれていったんは同点に追いつかれたが、すぐにダビド・アラバ(David Alaba)の得点でリードを奪い返し、さらにレナト・サンチェス(Renato Sanches)のブンデス初ゴールで3-1と突き放した。

 そして72分、リベリが相手守備陣を切り裂いて優勝を決定づける4点目を挙げると、最後はロッベンが5点目を流し込み、スタンディングオベーションの中で交代出場した2人が有終の美を飾った。

 ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と対戦したドルトムントは、相手に押されていた前半にジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)のゴールで先制すると、後半開始直後にはマルコ・ロイス(Marco Reus)が追加点を挙げて2-0で勝利したが、バイエルンが大勝したため最終節での奇跡の逆転優勝はならなかった。

 フランクフルトとボルシアMGが敗れる中で、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が5-1でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を下してRBライプツィヒ(RB Leipzig)に次ぐ4位に滑り込み、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場の最後の1枠を獲得している。(c)AFP