【5月18日 AFP】18-19NBAは17日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)が125-103でトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)に快勝し、2連勝を飾った。

 初戦で逆転勝ちを収めていたバックスは、この日は一度もリードを譲ることなく最大で28点差をつけるなどしてシリーズ2連勝を収め、19日と21日にカナダ・トロントで行われる第3戦と第4戦に臨む。

 バックスは第1クオーター終盤、相手の得点を0に抑えながら12点を挙げるなど一時18点差をつけてラプターズを寄せ付けず、その後もハーフタイム時点で64-39と25点差をつけた。

 ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が30点、17リバウンドを記録したバックスは、前半を中心にアーサン・イリャソワ(Ersan Ilyasova)が17点、マルコム・ブログドン(Malcolm Brogdon)が14点とベンチスターターの両選手がチームに貢献した。バックスでは6選手が二桁得点を記録している。

 ラプターズはカウィ・レナード(Kawhi Leonard)が第3クオーターに得点を重ねるなどして31点を記録したが、チームはその点差を13点以下に縮めることができなかった。

 この他、流れの中から13本のシュートを放つも4本の成功にとどまったカイル・ローリー(Kyle Lowry)が15点、さらに控えのノーマン・パウエル(Norman Powell)が14点を挙げたものの、それ以外のラプターズの選手は二桁得点に乗せることができなかった。

 今プレーオフ、これでバックスは6連勝となり、20点以上の差をつけての勝利も6度目とNBA記録に並んでいる。

 この日発表された今季のMVP候補にヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)やオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のポール・ジョージ(Paul George)とともに選出されたアデトクンポは、ファンから「MVP! MVP!」と呼び掛けられたものの、意に介した様子は見せなかった。

 アデトクンポは「今の時点でそれについて気にはしていない。頭にあるのは、トロントに行くことと第3戦に集中することだ」と語っている。(c)AFP