【5月18日 AFP】米政府は17日、総額6億ドル(約660億円)余りに相当する防空ミサイルの韓国、日本への売却を承認したことを明らかにした。北朝鮮との緊張が再び高まる中での動き。

 米国務省は、艦対空ミサイル「SM2」94発と誘導システム12基、計3億1390万ドル(約345億5000万円)相当を韓国に売却することを承認。

 これとは別に、空対空ミサイル「アムラーム(AMRAAM)」160発と関連の誘導装置1基の計3億1700万ドル(約348億9000万円)相当を日本に売却することも承認した。

 同省は一連の売却について、主要同盟国を支援することにより「米国の対外政策と国家安全保障上の目的に資するもの」だと説明。「地域における基礎的な軍事バランスを変えるものではない」とした。

 北朝鮮は先週、1週間で2回目となる飛翔(ひしょう)体の発射実験を行った。韓国軍は、2回目の試射について、短距離ミサイル2発が発射されたと推定している。(c)AFP