【5月17日 AFP】オーストラリアのボブ・ホーク(Bob Hawke)元首相が16日、死去した。89歳。

 妻のブランシュ・ダルピュジェ(Blanche d'Alpuget)さんは、「きょう私たちは偉大なオーストラリア人、ボブ・ホークを失った」「自宅で安らかに息を引き取った」と発表した。

 ホーク氏は1929年にサウスオーストラリア(South Australia)州ボーダータウン(Bordertown)で生まれ、ローズ奨学生(Rhodes Scholar)として英オックスフォード大学(University of Oxford)に留学した。

 労働党を率いて1983年の総選挙に大勝し、首相に就任。庶民派として人気を博し、オーストラリア・ドルを変動相場制へ移行させるなど国内経済の改革にも寄与した。

 91年まで首相を務め、労働党出身者としては歴代最長を誇った。(c)AFP