【5月16日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が15日、肩のけがを理由に全仏オープンテニス(French Open 2019)を欠場すると発表した。

 全仏の2勝を含め四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇る32歳のシャラポワは、地元ロシアで行われたサンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2019)を棄権した1月下旬以来、試合から遠ざかっている。

 シャラポワは自身のインスタグラム(Instagram)に「正しい決断が簡単なものではないこともある」と投稿。2014年の全仏で優勝トロフィーを掲げる写真を掲載し、「その一方で練習に戻っているという良いニュースもある。ゆっくりと肩の強さを取り戻しつつある」と続けた。

 元世界ランキング1位のシャラポワは、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)では4回戦で敗れ、8強に残れなかった。現在同35位のシャラポワは、2月に長引く肩の問題を解決するため手術を受けている。

 2017年に薬物違反による15か月の出場停止処分が明けて以来、シャラポワは本来の体の調子を取り戻せずにいる。(c)AFP