【5月15日 AFP】世界最大の映画祭、第72回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が14日、仏カンヌ(Cannes)で開幕した。近年登場の減っていた米ハリウッドのスター俳優と作品群が続々お目見えする予定で、12日間にわたり史上まれに見る豪華なラインナップが披露される。

 この日は、スペインの俳優ハビエル・バルデム(Javier Bardem)と仏女優シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)による開幕宣言の後、オープニング作品としてジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)監督によるゾンビ映画『The Dead Don't Die(仮訳:死者は死なない)』が上映された。

 同作には、ビル・マーレイ(Bill Murray)、アダム・ドライヴァー(Adam Driver)、クロエ・セヴィニー (Chloe Sevigny)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、ポップ歌手セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)をはじめ、スター俳優が多数出演している。

 米映画会社は近年、イタリア・ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)をアカデミー賞(Academy Awards)への足掛かりとしており、カンヌはハリウッドの大作を奪われる形となっていたが、今年は従来の地位を取り戻している。

 クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督は『パルプ・フィクション(Pulp Fiction)』で最高賞パルムドール(Palme d'Or)を受賞してから四半世紀となる今年のカンヌに、長編『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(Once Upon a Time in Hollywood)』を出品。自身の影響力とスター俳優の威力をもたらした。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、チャールズ・マンソン(Charles Manson)受刑者(2017年に死亡)が終末論を掲げ、カルト集団を率いた時代のロサンゼルスを舞台にした作品で、テレビの西部劇俳優役でレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、その俳優のスタントマン役でブラッド・ピット(Brad Pitt)が出演。また、マンソン受刑者の信者に殺害された女優、シャロン・テート(Sharon Tate)をマーゴット・ロビー(Margot Robbie)が演じている。(c)AFP/Aurélie MAYEMBO / Fiachra GIBBONS