【5月14日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は13日、自社サイト内の不快な投稿や悪質コンテンツを調査しなければならない重圧にさらされている契約社員の給与を引き上げ、支援プログラムを充実させると発表した。

 フェイスブックは2015年に物価の高い地域の契約社員の最低時給を15ドル(約1600円)と設定したが、今後同社はこれを引き上げ、コンテンツ調査に従事する多くの社員が直面している強迫観念への懸念に対処する姿勢を示している。

 ニューヨーク市や首都ワシントン、サンフランシスコのベイエリアといった生活費がかかる都市に住んでいるコンテンツ調査担当の契約社員は、最低時給が22ドル(約2400円)に引き上げられる。

 またシアトル(Seattle)では20ドル(約2200円)に、その他の大都市でも18ドル(約2000円)以上に引き上げられるという。

 フェイスブック幹部によると、同社は福利厚生の研修提供のため他社と協力しており、さらにコンテンツ調査担当の社員がチェックに当たる前に画像を不鮮明にしておく機能も導入しているという。(c)AFP/Glenn CHAPMAN