【6月2日 CNS】中国・海南省(Hainan)瓊海市(Qionghai)長坡鎮(Changpo)欧村(Ou)でヤシの木に登って実を収穫する林富(Lin Fu)さん(37)。

 子どもの頃から木登りが得意だという林さんは5年前、ある人がヤシの実を収穫することで財を成したのを知り、この苦労が多く危険な仕事に身を投ずることにした。

 長坡鎮は瓊海市のヤシの主な産地で、毎年3~8月は収穫期だ。林さんは、木登り専用の道具を使い、1分もかけずに高さ20メートル以上のヤシの木の上まで一気に登って行く。気温の高い季節には、気に一度登っただけで全身汗まみれとなる。毎日60~70本のヤシの木に登り、雨の日に休む以外は、毎月平均して20日間ほど働いて収入を得ており、辛さの中に楽しさもあるという。(c)CNS/JCM/AFPBB News