【5月14日 AFP】アイルランド出身のロックバンド「U2」のボノ(Bono)、英歌手エルトン・ジョン(Elton John)、米ロック歌手イギー・ポップ(Iggy Pop)にトム・ウェイツ(Tom Waits)……14日に開幕するカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)のレッドカーペットには、豪華ロックフェスティバルと見まがうようなセレブが続々と登場する。他にも、リアーナ(Rihanna)や英ロックバンド「レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)」のメンバーの参加も予定されている。

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 オープニングを飾るジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)監督のゾンビ映画『The Dead Don't Die』には、多数の大物ミュージシャンが出演。ウェイツやポップ、セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」のリーダー、RZAらが顔をそろえている。

 その後は、エルトン・ジョンが自身の伝記映画『ロケットマン(Rocketman)』のプレミア上映のために持ち込んだグランドピアノで演奏する予定。同作で自身の役を演じたタロン・エジャトン(Taron Egerton)についてジョンは、「自分だと思った」と絶賛している。

 レッド・ツェッペリン初のお墨付きを得たドキュメンタリー映画の試写も行われる。監督は、ルーツ・ミュージックをテーマにしたテレビのドキュメンタリーシリーズ「American Epic」で高く評価されたバーナード・マクマホン(Bernard McMahon)氏。ジミー・ペイジ(Jimmy Page)、ロバート・プラント(Robert Plant)、ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)、故ジョン・ボーナム(John Bonham)さんのインタビューも収められている。

 ボノは、ドキュメンタリー映画『5B』の上映をサポートするために駆け付ける。同作は、全米で初めてエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)病棟を立ち上げたサンフランシスコ総合病院(San Francisco General Hospital)の話をテーマにしている。

 英ロンドン出身の著名なピアニストで、子どもの頃に教師にレイプされ心の傷を負ったジェームズ・ローズ(James Rhodes)さんの苦しみに満ちた半生を描いた作品『Instrumental』も上映される。ローズさんの役はアンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)が演じている。(c)AFP