【5月14日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は13日、6月28~29日に大阪市で開かれる20か国・地域(G20)首脳会議に合わせて、中国とロシアの首脳と会談する意向を明らかにした。

 貿易をめぐる米中の対立が激化する中、ホワイトハウス(White House)にハンガリーのオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相を迎えたトランプ大統領は報道陣に対し、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との会談は「おそらくとても実り多いものになると思う」と述べた。

 トランプ大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とも大阪で会談するとの意向を示したが、クレムリン(ロシア大統領府、Kremlin)は即座に、米ロ首脳会談開催についての合意はないと反応した。

 トランプ大統領はプーチン大統領に懐柔的な姿勢を取っているが、米国とロシアはベネズエラ危機、シリア内戦、ウクライナ紛争などのさまざまな戦略的課題で対立している。(c)AFP