【5月13日 AFP】(更新)スウェーデンの検察当局は13日、内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)被告について、2010年の性的暴行容疑に関する捜査を再開すると発表した。

 検察幹部は報道陣に対し、「きょう私は捜査を再開すると決めた。アサンジ被告の性的暴行を疑う理由が今も存在する」と述べた。

 これを受けて、ウィキリークスの編集者であるクリスティン・フランソン(Kristinn Hrafnsson)氏は同日、捜査再開はアサンジ被告が潔白を証明する機会になるとのコメントを発表。

 同氏は声明で、スウェーデンに対しアサンジ被告への捜査を再開するよう「政治的圧力」があったという見方を示した。同被告は英裁判所から、2012年に保釈条件に違反した罪で禁錮50週の判決が言い渡され、現在拘置されている。(c)AFP