【5月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のエデン・アザール(Eden Hazard)は12日、自身の去就に関する決断をチームに告げたと明かした。スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が長くささやかれているが、チームに残留するかどうかはいまだ明言していない。

 2012年に3200万ポンド(約45億円)の移籍金でフランス・リーグ1のリール(Lille OSC)から加入したアザールは、チェルシーとの契約があと1年となっている。

 スコアレスドローに終わったレスター・シティ(Leicester City)とのリーグ最終戦に69分から途中出場したアザールは試合後、自身の決断についてチームに知らせたと明かした。

 アウェーにまで駆けつけた自身の残留を望むファンに投げキスを送ったアザールは、「ああ。数週間前のことだ。決断したが、僕だけの問題じゃない」「自分で自分の決断を下した。それだけだ」と話した。

 さらに、29日に行われるアーセナル(Arsenal)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)決勝の後に去就が明らかになるか問われたアザールは、「そうなると思う。僕たちにはまだ決勝が残っている。分かるのはそれからだろう」と答えた。

 チェルシー側は、アザールの移籍金として1億ポンド(約142億円)を要求しているとみられている。

 28歳のアザールはまた、自身の去就がシーズンを通しての問題になることを避けるため、早い段階で解決したかったと認めた。

「ああ。早期解決したかったが、そうはならなかった。皆さんやファン同様、僕も待っている状況だ」「ピッチに立つ時は試合とボールに集中しようとするもの。試合に出る時は全力を尽くすことしか頭にない」「僕は自分自身やクラブの状況など、あれこれ考えたりしない。ただ試合に勝つことをだけを目指す」

 最終戦を0-0で引き分けたチェルシーは優勝したマンチェスター・シティ(Manchester City)には26ポイント差をつけられたものの、最終的には3位でのフィニッシュが決まった。(c)AFP