【5月13日 AFP】18-19イタリア・セリエAは12日、第36節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はホームでユベントス(Juventus)に2-0で勝利した。

 ローマのキャプテンを務めるMFアレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)は試合中、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に身長についてからかわれたものの、先制点という形でやり返した。

 60分にローマのFWエディン・ジェコ(Edin Dzeko)がピッチに倒れて治療が必要になった際、フロレンツィとロナウドは衝突した。

 ロナウドは手を使ってジェスチャーを見せながら、「おまえは身長が低すぎて話せない」と言っているのが聞き取られた。その後、ロナウドは謝罪した様子で、フロレンツィをハグした。

 79分にジェコのお膳立てからフロレンツィが先制ゴールを挙げると、後半アディショナルタイム2分にはジェコが追加点をマークし、ローマが王者ユベントスを2-0で下した。

 この勝利で6位をキープしたローマは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権獲得の可能性を残した。これで4位インテル(Inter Milan)には1ポイント差に迫ったが、同チームは13日にキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)との試合を控えている。

 一方のユベントスは、100年以上にわたる伝統を破り、クラブの象徴的な黒と白のストライプを廃した新ユニホームを披露したこの一戦で、今季リーグ戦3敗目を喫した。

 ノーゴールに終わったロナウドのゴール数はここまで21得点となっており、2試合を残しサンプドリア(Sampdoria)のファビオ・クアリアレッラ(Fabio Quagliarella)に5ゴール差をつけられていることから、リーグ得点王の望みは薄くなっている。(c)AFP