【5月10日 AFP】メキシコの首都メキシコ市の議会は9日、使い捨てプラスチック製品の売買や、顧客へのレジ袋の提供を企業に禁じる条例案を可決した。2020年12月もしくは21年1月から施行する。プラスチックごみが街中にあふれているメキシコ市にとって、画期的な改革となる。

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 使い捨てプラスチック製品禁止条例の対象となるのは、レジ袋やストロー、プラスチック食器類、ポーションタイプの濃縮コーヒーのミニ容器など生物分解が不可能な製品。市議会は、これらの製品を「深刻な環境問題」の要因としている。今後は、生物分解が可能な製品の製造や使用に企業が転換できるよう支援する予算案パッケージについて、開かれた議論を行っていくという。(c)AFP