【5月9日 AFP】両腕を広げ、満面の笑みを見せながら、くるくると回ってダンスをする男の子。よく見るとその脚には義足をつけている。

 アフガニスタンの首都カブールの病院で踊るのは、アフマド・サイヤド・ラフマン(Ahmad Sayed Rahman)くん(5)だ。新しい義足をつけ、いとも簡単に踊って見せるアフマドくんの動画は6日、ツイッター(Twitter)に投稿され、24時間で50万回以上も再生された。動画はまたたく間に話題となり、アフガニスタン中の人をとりこにしたのだ。

 アフマドくんの母親は7日、集まった記者らに対し「息子は義足を持っていることがうれしくて、いつもこうして踊りを見せてくれるんです。息子が義足をつけ、自分で歩けることをうれしく思います」と話した。母親の横では、携帯電話から大音量で再生される音楽に合わせてアフマドくんが踊っていた。

 生後8か月で膝から下の切断手術を受けたというアフマドくん。その後は成長が早く、毎年のように新しい義足が必要だったとされ、今はすでに4個目なのだという。

 映像前半は踊るアフマドくん、カブールの病院で7日撮影。後半はツイッターに投稿された動画、5日撮影。(c)AFP