【5月8日 AFP】陸上男子マラソンのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge、ケニア)が、マラソンの2時間切りを目的とした特別レースに備えるため、世界陸上ドーハ大会(IAAF World Championships in Athletics Doha)の出場を見送ることになった。

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 ケニア陸連(AK)は7日、世界陸上に向けたマラソンの代表選手を発表し、男子ではキプチョゲの代わりにジェフリー・キルイ(Geoffrey Kirui)ら5人が選ばれ、女子では2度の優勝経験を持つエドナ・キプラガト(Edna Kiplagat)ら4人が名を連ねた。

 五輪金メダリストのキプチョゲは、自身が2時間切りに挑む特別レースと日にちが重なっていることを理由に、9月27日から10月6日まで行われる世界陸上の出場メンバーから外すよう求めたという。

 キプチョゲは2017年、イタリアのモンツァ・サーキット(Monza Circuit)で行われた特別レースで2時間0分25秒という記録を残し、2時間突破に迫った。

 キプチョゲが2時間切りに臨むのは今回が2度目であり、この特別レースは9月下旬から10月上旬に英ロンドンで行われるとみられている。(c)AFP