【5月8日 AFP】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は7日、中国3隻目となる空母の建造が進んでいる様子を捉えた衛星画像を公開した。

 CSISの中国専門部門チャイナ・パワー(ChinaPower)がオンライン上で公表した衛星画像には、上海にある江南造船所(Jiangnan Shipyard)で建造中の巨大空母が写っており、艦首と船体部分はすでに組み立てが進んでいることが分かる。中国海軍が計画を進めていることが知られている排水量8万~8万5000トンの「002型」空母とみられている。

 チャイナ・パワーによると「002型」に関する詳細情報は限られているが、江南造船所の画像の様子は、人民解放軍(People's Liberation Army)海軍の3隻目の空母とみられるものと一致しているという。

 中国の1隻目の空母は、1998年にウクライナから購入した旧ソ連製空母を改修した排水量6万6000トンの「遼寧」。2隻目は「遼寧」をモデルに建造した国産の「001A型」で、1年前に試験航行を開始した。

 チャイナ・パワーの報告によれば、3隻目の空母は2022年に完成すると予想されている。(c)AFP