【5月8日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は7日、グループステージ第5節が各地で行われ、グループHでは川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)がホームで上海上港(Shanghai SIPG、中国)と2-2で引き分け、決勝トーナメント進出へ崖っぷちに立たされた。

 6分、川崎は敵陣のペナルティーエリア近くでオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)にボールを奪われると、前方に走っていたフッキ(Hulk)にパスを通され、いきなり先制のゴールを許した。しかしその7分後、川崎はレアンドロ・ダミアン(Leandro Damiao da Silva dos Santos)が狭いところを味方選手とのワンツーで抜け出すと、最後は華麗に決めて同点に追いついた。

 その後、張衛(Wei Zhang、ジャン・ウェイ)のヘディングがクロスバーに当たり難を逃れた川崎は66分、谷口彰悟(Shogo Taniguchi)が頭で合わせて逆転に成功。しかし71分、オスカルのクロスボールをファーサイドで待っていたフッキにヘディングで決められ、試合は2-2のまま終了となった。

 同組の他の試合では、蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)がシドニーFC(Sydney FC、オーストラリア)を1-0で下した。この結果、蔚山の16強入りが決まり、残る3チームが決勝トーナメント進出の残りの一枠を争うことになった。

 21日に行われる第6節では、勝ち点6で2位の上海がここまで無敗の蔚山をホームに迎え、勝ち点5で3位の川崎はシドニーFCとのアウェーゲームに臨む。

 またグループGでは、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)が敵地でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United、タイ)に2-1で勝利。

 敵地で北京国安(Beijing Guoan、中国)を1-0で下した全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)の1位通過が決まり、もう一枠は7ポイントで並ぶ浦和と北京で争われることになった。2位の浦和は21日に行われる第6節で、ホームに3位の北京を迎える。(c)AFP