【5月8日 CNS】第2回デジタル中国建設サミット(Digital China Summit)が、福建省(Fujian)福州(Fuzhou)で6日、開幕した。市民らは、「e福州」というアプリでQRコードをスキャンすれば、入場と見学ができる仕組みだ。

 同サミットに先駆けて同一会場で5日に開幕したデジタル中国建設成果展覧会の会場には、「総合的応用」「デジタル政府」「スマート社会」など7つの展示エリアが設定されており、電子政務やIoTなどの内容が盛り込まれている。

 アプリの「e福州」は、今回のサミットの入場券として使えるだけでなく、福州市のモバイルインターネットへの共通の入口だ。「e福州」さえ持っていれば、外出の際の市内交通、教育関連費用の納付、医療機関での診療などの9種の場面で使える。デジタル生活を始めるために必要不可欠な「鍵」でもあるのだ。

 中国スマートシティー発展研究センター(China Smarter City Development and Research Center)の単志広(Shan Zhiguang)主任は、「デジタル技術は、政府の管理方式を定性的管理から定量的管理へと有効に転換し、正確な管理を促進する。最終的には、人々の生活に利益をもたらすことができるものだ」と説明している。中国のスマート社会の建設は、いよいよ佳境に入りつつある。(c)CNS/JCM/AFPBB News