【5月7日 AFP】スリランカの警察幹部は7日、キリスト教の祝日イースター(Easter、復活祭)に当たる先月21日に発生し、257人が死亡した連続爆発事件で、治安当局が犯行に関与したすべてのイスラム過激派戦闘員を殺害、または逮捕したと明らかにした。

 シャンダナ・ウィクラマラトネ(Chandana Wickramaratne)警察長官代理は、計画の立案者や自爆犯を含む事件の関係者全員を殺害・逮捕したと発表。また、さらなる攻撃用として保管されていた爆発物も押収したという。

 ウィクラマラトネ氏はまた、事件後に出された外出禁止令が解除され、徐々に通常の生活が戻ってきていると指摘した。

 何人が拘束されたかについてウィクラマラトネ氏は明言しなかったものの、別の警察関係者は6日、女9人を含む73人が拘束されていると明らかにしている。

 事件はスリランカのイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」によるものとみられているが、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」も犯行声明を出している。(c)AFP