【5月7日 CNS】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)ボルタラモンゴル自治州(Bortala Mongol Autonomous Prefecture)エビ湖(Ebinur Lake)湿地国家自然保護区で、草むらの中をはっているカメが発見された。同保護区管理保護員が4月下旬、巡回中に見つけた。

 初歩的な鑑定の結果、このカメは国家一級保護動物に指定されている絶滅危惧種のヨツユビリクガメであることが判明。オスで、年齢は20~30歳とみられる。簡単な身体検査の後、元の場所に戻された。

 ヨツユビリクガメはカザフスタン南部の荒漠とした地域と天山山脈(Tianshan Mountains)にかけて多く生息し、インド、パキスタン、イランなどにも分布している。中国ではわずかに新疆ウイグル自治区ホルゴス県(Qorghas)のみで確認されていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News