【5月7日 AFP】ポルトガル1部リーグ、FCポルト(FC Porto)のGKイケル・カシージャス(Iker Casillas)が6日、心臓発作で入院した病院を退院したものの、サッカー人生の今後については不透明だと明かした。

 スペイン代表の偉大な守護神として通算167試合に出場し、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)での優勝と、2度の欧州選手権(UEFA Euro)制覇を経験した37歳のカシージャスは、今月1日に2015年から所属しているポルトの練習中、クラブ発表によれば「急性心筋梗塞」に襲われて病院へ搬送されていた。

 カシージャスはポルト(Porto)にある病院の外で報道陣に対し、「気分は良くなった」とすると、「休養期間は数週間、あるいは数か月になるだろう。本音を言えば、そんなことはどうでもいい」「重要なのは、こうしてここにいるということ…、これからどうなるかは分からない」と明かした。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)でも通算700試合以上プレーしているカシージャスは、「実際のところ、こういうことは誰にでも、そしていつでも起こり得る」「言葉にするのは難しいけれど、自分が非常に幸運だったことに心から感謝しなければ」と語った。

 カシージャスは1日にソーシャルメディア上で「状態は落ち着いている」と話し、ファンに対して順調に回復していることをアピールしていた。ポルトガルのメディアによると、同選手は手術を受けて今季は終了となった。

 ポルトは現在、リーグ戦で首位ベンフィカ(Benfica)に勝ち点2差の2位につけており、25日にはポルトガル杯(Portuguese Cup 2018-19)の決勝でスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)と対戦することになっている。

 今月中旬に38歳になるカシージャスは先日、12か月のオプション付きでポルトと来季の契約を延長したばかりで、その際には自分が40歳になるまで残留することをチームが望んでいたと話していた。(c)AFP