【5月6日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは5日、第37節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はワトフォード(Watford FC)を3-0で下して来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得を決めた。アーセナル(Arsenal)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はともに引き分けた。

 チェルシーはリバプール(Liverpool FC)、マンチェスター・シティ(Manchester City)に続く3位に浮上。アーセナルとユナイテッドが足踏みしたことにより、4位以内を確定させた。

 勝ち点70で4位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、得失点差で5位アーセナルを大きく上回っているため、最終節でアーセナルに勝ち点で並ばれても4位を確保できることが事実上決まった。

 前半精彩を欠いてブーイングを浴びたチェルシーだったが、後半の3分間でルベン・ロフタス・チーク(Ruben Loftus-Cheek)とダビド・ルイス(David Luiz)が立て続けにゴールを奪いスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)を盛り上げると、その後ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が勝利を決定づける3点目を挙げ、公式戦4試合ぶりの白星を飾った。

 4位以内でシーズンを終え、準決勝に残っているヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)で優勝すればマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督の波乱に満ちた1年目は成功と見なすことができる。

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)と1-1で引き分けてトップ4フィニッシュが絶望的となったアーセナルだが、同じく勝ち残っているヨーロッパリーグで優勝すれば来季チャンピオンズリーグに出場できる。アーセナルは準決勝1回戦でバレンシア(Valencia CF)に3-1で先勝している。

 アーセナルは3季連続で4位以下に終わる。ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は落胆しつつも9日に控えるバレンシアとの第2戦に気持ちを切り替えた。

「(4位以内が)難しくなるだろうとは分かっていた。今はヨーロッパリーグに集中する」と英BBCに話したエメリ監督は、「ヨーロッパリーグで重要なことを成し遂げるチャンスがある。われわれはそれに挑む」と続けた。

 ユナイテッドは、降格したハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)と1-1で引き分けた。(c)AFP/John WEAVER