【5月5日 AFP】フランスで、珍しい動物の違法取引に携わっていた容疑者の男の自宅と、その母親宅の家宅捜索が行われ、ホワイトタイガーの赤ちゃん1頭、白ヘビ、絶滅の恐れのある有袋類などが押収された。警察筋が4日、明らかにした。

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　公衆衛生当局の捜査、および最近寄せられたキツネザルの違法販売に関する通報が、家宅捜索につながったという。

　警察発表によると、逮捕された男は総額約1万7000ユーロ（約210万円）を現金化していたにもかかわらず、マダガスカルからキツネザルを引き渡さなかった。

　男の自宅の捜索では、ホワイトタイガーの赤ちゃん1頭が発見されたほか、同時に行われたフランス北東部にある母親の家からは、オーストラリアの一部とインドネシア、ニューギニアに生息する夜行性の小型有袋類であるフクロモモンガ4匹、さらにボールニシキヘビ2匹を含むヘビ9匹が見つかった。

　ホワイトタイガーの赤ちゃんはエルメス（Hermes）と名付けられ、仏南東部バルベン（Barben）の動物園に引き取られた。(c)AFP