【5月4日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が、次期ヘッドコーチ(HC)にティロン・ルー(Tyronn Lue)氏を迎える可能性があることが明らかになった。米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)など、地元メディアが3日に報じた。

 レイカーズは前任HCのルーク・ウォルトン(Luke Walton)氏を解任した先月12日以降、指揮官不在の状態が続いている。ロサンゼルス・タイムズによると、チームの元指揮官であるフィル・ジャクソン(Phil Jackson)氏と、先月球団社長を辞任したマジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏が、球団の共同オーナーであるジーニー・バス(Jeanie Buss)氏にルー氏の招聘(しょうへい)を推薦したという。

 ルー氏はクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)の指揮官時代に、現レイカーズのスーパースターであるレブロン・ジェームズ(LeBron James)を指導した経歴があるほか、現役時代にはジャクソン氏の下でプレーした経験があり、これまでにも何度かレイカーズの指揮官候補者リストに名前が挙がっている。

 レイカーズはルー氏に加え、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のアシスタントコーチを務めるモンティ・ウィリアムズ(Monty Williams)氏と面談したものの、ウィリアムズ氏は同日フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)の新指揮官に就任することが決まった。

 このため、キャバリアーズが今季開幕6連敗を喫してチームを解雇されて以来レイカーズの次期HC候補に名前が挙がっていたルー氏に、オファーが届く可能性が高いとみられている。

 ルー氏はキャバリアーズの指揮官時代にジェームズを擁して2016年にタイトル獲得を成し遂げたほか、その後も2度にわたりファイナル進出を果たした。(c)AFP