【5月4日 AFP】サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は3日、スペイン・マドリードに植毛クリニックを開業した理由について、同国1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で最高の10年間を過ごした後、「自分をこよなく愛してくれた人々」に感謝を示すためだと語った。

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 通算5度のバロンドール(Ballon d'Or)受賞を誇る34歳のロナウドは、昨年イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に移籍してプレーを続けているものの、3月にスペインで植毛クリニックをオープンした。

 ロナウドはスペイン紙パイス(El Pais)に対して、「スペインの人々にはとてもお世話になり、彼らに仕事を提供する形で感謝の気持ちを表したい」「スペインの人々が僕を愛してくれていることは分かっているし、彼らも僕がクラブ(レアル)にたくさん尽くしてきたことを知っている。僕にもたくさんのことを与えてくれた」と語った。

 レアル時代に2度のリーグ優勝と4度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を成し遂げたロナウドは、現役生活を終えた後に指導者になることも考えている一方で、選手としての寿命に関する周囲の声にもあらがっている。

「自分はサッカーを使命としてとらえている。それはすなわちピッチに出ること、勝利をつかむこと、成長していくことだ。自分は人よりも大きな重圧を感じているし、いつも批評されている。周囲は自分が33、34、35歳くらいに選手として終わりを迎え、やめるべきだと話している」 (c)AFP